2014年10月06日
☆厚皮
アクセスありがとうございます(*μ_μ)♪
いつもお世話になっている皮張りの職人さんから
【島谷君の好きそうな皮が手に入ったよ~!】
と連絡が入ったので...
早速見に行ってきましたーっ♡
写真では分かりにくいでしょうが...
(てか、全くわからないと思いますがっ。笑)
皮の厚みが半端じゃないΣ(-∀-;)
三味線を始めて十数年...
これまでにいろんな皮を見てきましたが
こんなに厚みのある皮に出会ったのは初めて!
まさに、僕好みの皮♡
皮の厚みも、皮全体の黄ばみも
『ド』ストライクです(*/ω\*)
糸1つで...
駒1つで...
撥1つで...
音色がガラリと変わるのが三味線。
無論、皮の材質・張り方でも
音色は大きく左右されます。
そんな『繊細』な楽器とだけあって
自分好みの音 ← を見つけるまでには
時間もお金もかかる ← というのが現実です。
『薄い皮』は音抜けが良く
鳴りも良いとされているのですが...
僕はその真逆。
音が抜けきらない『厚い皮』が好きなんです。
だから今まで『厚い皮』しか張ったことがありません。
皮が厚くなればなるほど
張替えをする職人さんも大変らしく...
張替えの度に泣き言を言われるのも事実。笑
そりゃそーだ。
薄い皮なら『ある程度』張れば音は出るが
厚い皮となるとそうはいかない。
皮を限界まで引っ張らないと
『厚い皮が持つ本来の良い音』が出ないのだ。
でも、限界まで引っ張ると...
張り上げる前に皮が破れてしまう。
職人さん達が悩む(困る)のも無理はない。
とは言え
『鳴らない』とされる厚い皮を見事に張り上げ
『鳴る』三味線として仕上げてしまう...
『職人技』ホンマにあっぱれです!!
鳴る三味線 ← をいかに鳴らすか...
また逆に
鳴らない三味線 ← をいかに鳴らすか...
それは僕達、弾き手の腕次第。
何はともあれ
今日は『職人魂』と『職人技の凄さ』を
改めて感じさせられた1日でした。
【三味線工房・蘭】
営業時間:AM 10:00 ~ PM 19:00
神崎郡神河町寺前206-1
TEL 0790-34-1890
・三味線本体、撥、駒、小物 ~ 販売
・三味線本体、撥、駒、小物 ~ 修理
・皮の張り替え ~
ひろ☆ゆき
Posted by 島谷洋幸(國崎真広) at 01:12