プロフィール
島谷洋幸(國崎真広)
島谷洋幸(國崎真広)

【出身地】
兵庫県相生市


『独学』ながらもプロの世界で邁進し続ける、新進気鋭の津軽三味線奏者で、古典の世界では極めて珍しい逸材である。

幼少の頃から音楽に親しみ、14歳より『独学』で津軽三味線の奏法や楽曲などを身に付け、伝統を重んじながらも独自の演奏を築き上げ、青森県・郷土芸能協会主催の津軽三味線全国大会・各大会において多数の賞を受賞するなど、その『才』が認められている。

現在は年間150件以上もの公演・イベント出演をこなしており、自身のコンサートでは自慢の歌声(民謡・演歌)を披露していることから、『歌える津軽三味線プレイヤー』をキャッチコピーに、国内だけに留まらず海外へと活動拠点の場を展開し、多方面において活躍中である。



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過去ログ

2014年10月06日

☆厚皮


アクセスありがとうございます(*μ_μ)♪


いつもお世話になっている皮張りの職人さんから

【島谷君の好きそうな皮が手に入ったよ~!】

と連絡が入ったので...

早速見に行ってきましたーっ♡





写真では分かりにくいでしょうが...

(てか、全くわからないと思いますがっ。笑)


皮の厚みが半端じゃないΣ(-∀-;)





三味線を始めて十数年...

これまでにいろんな皮を見てきましたが

こんなに厚みのある皮に出会ったのは初めて!


まさに、僕好みの皮♡

皮の厚みも、皮全体の黄ばみも

『ド』ストライクです(*/ω\*)





糸1つで...

駒1つで...

撥1つで...

音色がガラリと変わるのが三味線。


無論、皮の材質・張り方でも

音色は大きく左右されます。


そんな『繊細』な楽器とだけあって

自分好みの音 ← を見つけるまでには

時間もお金もかかる ← というのが現実です。


『薄い皮』は音抜けが良く

鳴りも良いとされているのですが...

僕はその真逆。

音が抜けきらない『厚い皮』が好きなんです。

だから今まで『厚い皮』しか張ったことがありません。


皮が厚くなればなるほど

張替えをする職人さんも大変らしく...

張替えの度に泣き言を言われるのも事実。笑


そりゃそーだ。

薄い皮なら『ある程度』張れば音は出るが

厚い皮となるとそうはいかない。

皮を限界まで引っ張らないと

『厚い皮が持つ本来の良い音』が出ないのだ。

でも、限界まで引っ張ると...

張り上げる前に皮が破れてしまう。

職人さん達が悩む(困る)のも無理はない。


とは言え

『鳴らない』とされる厚い皮を見事に張り上げ

『鳴る』三味線として仕上げてしまう...

『職人技』ホンマにあっぱれです!!


鳴る三味線 ← をいかに鳴らすか...

また逆に

鳴らない三味線 ← をいかに鳴らすか...

それは僕達、弾き手の腕次第。


何はともあれ

今日は『職人魂』と『職人技の凄さ』を

改めて感じさせられた1日でした。



【三味線工房・蘭】

営業時間:AM 10:00 ~ PM 19:00

神崎郡神河町寺前206-1
TEL 0790-34-1890

・三味線本体、撥、駒、小物 ~ 販売

・三味線本体、撥、駒、小物 ~ 修理

・皮の張り替え ~



ひろ☆ゆき


Posted by 島谷洋幸(國崎真広) at 01:12